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はじめてのRTTYコンテスト

PSRTTYをセットして
「JARL WW RTTYコンテスト」に参加しよう!

34年間続いたJARTSのRTTYコンテストを引き継ぎ、2026年からJARL主催の大会が始まります。初めての方も、PSRTTYを使って参加してみませんか。

このガイドでは、PCと無線機の準備から最初の交信、ログ提出までを順番に進めます。

大会の公式規約を確認 ↗ PDFファイル版はこちら ↓

下準備

無線機をPCにつなぐ

対象の無線機に対応したUSBドライバーをPCにインストールします。その後、無線機とPCをUSBケーブルでつなぎ、無線機の電源を入れてください。PCが無線機を認識した状態で設定を進めます。

STEP 01

PSRTTYをダウンロードする

PSRTTY公式ページを開き、上部の「ダウンロード」からZIPファイルを入手します。ZIPを展開し、展開したフォルダーをPC内の使いやすい場所に置きます。

公式ページのダウンロード入口
公式ページのダウンロード入口
STEP 02

設定画面を開く

PSRTTYが起動したら、画面上部の「無線機」メニューから「基本・無線機・Audio設定」を選びます。

無線機メニューから設定画面を開く
無線機メニューから設定画面を開く
STEP 03

自局情報を入力する

「基本設定」タブでプロフィール名と自局コールサインを入力します。プロフィール名には、あとで見分けやすいよう無線機名を付けるのがおすすめです。

まずはコールサインが入っていれば進められます。JCC/JCGもここで入力しておくと、あとで使う際に設定し直さずに済みます。入力したら「無線機」タブを選びます。

基本設定:プロフィール名と自局コールサイン
基本設定:プロフィール名と自局コールサイン
STEP 04

無線機を選んで接続する

「無線機」タブでお使いの無線機を選びます。

ICOM機

PCにつないだ無線機が1台で、CI-Vアドレスを変更していなければ、COMポートは「自動」のままで進めます。2台以上つないでいる場合は、対象無線機のCI-Vポートを選んでください。

Yaesu機・Kenwood機

使用するCOMポートを選びます。Yaesu機では、CAT用の「Enhanced」ポートを使う機種が多いです。

「接続テスト」で通信できることを確認し、続けて「接続」を押します。

無線機とCOMポートの設定
無線機とCOMポートの設定
STEP 05

受信音の入力を設定する

「Audio IN」タブで、無線機からの音声が入力されるデバイスを選びます。受信音が届いていれば、信号がないときのノイズでも音量ゲージがわずかに反応します。

最初は音量50%で、ゲージの動きが確認できれば十分です。ノイズの振れが小さいからといって、それに合わせて音量を上げないでください。確認できたら「音量設定を保存」を押します。

STEP 06

送信音の出力を設定する

「Audio OUT」タブで無線機へ送信音を送る出力先を選びます。送信テストの前に、RTTYを運用できる周波数へ無線機を合わせ、LSB-D/DATA-Lなどの設定とアンテナのSWRを確認してください。約10秒間の試験音を送信するので、ほかの局の迷惑にならない周波数を選びます。

「テスト音+TX-PTT」を押し、ALCを見ながら「送信レベル」を調整します。画面でALCを確認できない場合は、無線機本体のALCメーターを見てください。ALCが振れ始める少し手前を目安にします。

調整後は「音量設定を保存」を押し、続けて画面下部の「保存」を押します。

テスト音+TX-PTTの操作部分
テスト音+TX-PTTの操作部分
STEP 07

コンテスト用マクロを設定する

保存すると無線機との接続はいったん切れます。「編集」→「マクロ設定」を開き、テンプレートから「JARL World Wide RTTYコンテスト」を選んで「反映」を押します。下のマクロがコンテスト用に切り替わり、送信文は必要に応じてカスタマイズできます。

画面下の説明を読み、必要ならSENT欄のコンテストナンバーを変更します。「固定」にチェックを入れたまま「保存」を押します。

テンプレートの反映とSENT欄
テンプレートの反映とSENT欄
STEP 08

受信の準備をする

STEP 7で接続が切れている場合は、画面の「接続」を押して無線機につなぎ直します。ここから先は実際の信号を受信する手順です。事前準備だけなら、画面上部の「コントロール」が開けることを確認すれば、ひとまず完了です。

STEP 09

RTTY信号を受信する

「コントロール」と「クロススコープ」を開きます。PCの性能に余裕があれば「サブデコ」も開きます。RTTY信号を探し、スペクトラムの2つの山の頂点が、それぞれMARKとSPACEの線に重なるように合わせます。山の間隔と2本の線の幅が合わないときは「幅RESET」を試します。受信音に違和感があれば「位置RESET」も試し、合わせ直します。

表示感度・幅RESET・位置RESET
表示感度・幅RESET・位置RESET

クロススコープの線が十字に近づくよう周波数を調整します。信号を捉えられると、画面上部の「C同調」にもずれの値が表示されます。

STEP 10

相手局のコールサインを入力する

CQを受信したら、デコード欄の「[RX] CQ …」と表示された行にあるコールサインをクリックします。CALL欄に相手のコールサインが入ります。「自動取得」が有効なら、すでに入力されていることもあります。呼び出す前に、初めての局か交信済みの局かも確認しましょう。

CALL欄と交信済み表示
CALL欄と交信済み表示
STEP 11

相手局を呼び、交信を記録する

  1. F2を押し、自分のコールサインを送ります。
  2. 相手が返したコンテストナンバーをRCVD欄で確認します。自動入力が混信などで違っていれば手で修正します。
  3. F3を押し、こちらのコンテストナンバーを送ります。
  4. 相手から「TU 73」などを受信し、交信が成立したらRCVD欄をもう一度確認して「ログに追加」を押します。

自動記録もできますが、呼びかける側では相手の終了文がさまざまなので、最初は手動で記録するのがおすすめです。

SENT・RCVD欄とログに追加
SENT・RCVD欄とログに追加
STEP 12

自分からCQを出してみる

空いている周波数を確認し、F1のCQマクロを送ります。応答があれば、相手のコールサインとコンテストナンバーを確認しながら進めます。CQを繰り返し送るAutoCQも利用できます。慣れてきたら活用してみてください。

STEP 13

記録したQSOを修正する

運用中、直近の交信に入力ミスがあれば、メイン画面の「最新のQSO」の対象をダブルクリックして編集します。それより前の記録は「表示」→「QSOログ」から探します。

表示メニューのQSOログ
表示メニューのQSOログ
STEP 14

提出用ファイルの形式を選ぶ

コンテストが終わったら、「ファイル」→「Cabrilloファイル出力」を選びます。出力形式は「JARL World Wide RTTY用Cabrillo形式」を選んで進めます。

ファイルメニューのCabrilloファイル出力
ファイルメニューのCabrilloファイル出力
JARL World Wide RTTY用Cabrillo形式の選択
JARL World Wide RTTY用Cabrillo形式の選択
STEP 15

提出する交信と運用情報を確認する

大会期間と自局コールサインを確認して「抽出」を押します。表示された交信から提出対象を選び、「次へ」を押します。2026年の開催期間は10月17日9:00から19日9:00(JST)です。画面の自動入力値と照合してください。

提出するQSOの選択画面(画面内の期間は操作例)
提出するQSOの選択画面(画面内の期間は操作例)

続く画面では案内に沿って運用情報を入力します。得点計算では、JD1局の所在地など、コールサインだけでは判定できない場合があります。計算結果とマルチプライヤーを確認してください。

STEP 16

ファイルを保存して提出する

残りの必要事項を入力し、Cabrilloファイルを保存します。テキスト形式なので、住所などの記載事項や得点計算の結果をテキストエディターで確認・修正できます。交信日時、相手局、交換したナンバーなどの交信記録はコンテスト終了後に書き換えないでください。

JARLのログ提出ページを開く ↗

提出ページで「JARL World Wide RTTY CONTEST」を選び、ファイルを送信します。送信後は受付結果を確認してください。2026年の締切は10月28日24:00(UTC)です。