接続
背面のUSB Type-B端子とPCを通信対応USBケーブルで接続します。KENWOODの仮想COMドライバーを準備し、COMと同じ無線機のUSB Audioを確認します。PSRTTYはUSB音声を直接使うため、ARUA-10で音声を中継する必要はありません。
無線機の設定 · AFSK
MENUで下表の番号を確認します。LSBにDATAを組み合わせてLSB-DATAを使い、無線機のFSKモードは使いません。USB側とLSB側でも、データ音声入力の設定は共通です。
| 項目 | 設定・確認 |
|---|---|
| Mode | LSB-DATA |
| 69 Audio Input Line | USB |
| 70 Source of SEND/PTT | REAR:DATAモードでSEND/PTTから送信するときも、No.69で選んだUSB入力を使います。 |
| 71 USB Audio Input Level | FT8で動く値をまず維持。WindowsとPSRTTYの送信音量と合わせ、少ないレベルから出力・ALCを見て調整します。 |
| 72 USB Audio Output Level | FT8で動く値を維持し、Windows/PSRTTYの受信レベルを確認します。 |
| 68 USB Port Baudrate | PSRTTYと同じ速度にします。FT8で動いている速度をまず使います。 |
| 29 SSB DATA Filter / HI-LO | 1 (HI/LO) — 2085/2295Hzの両トーンが通る帯域にします。HI/LOまたはWIDTH/SHIFTで確認。DATAで受信幅を変更できない場合は本体で操作してください。 |
| 75 Beep Mix | OFF — 受信音声のみを出力し、ビープ・サイドトーンを混ぜない設定にします。 |
FSKキーイング送信 · Ver1.18
設定例:FSK信号DTR、PTTはCI-V/CAT。配線と使用する信号に合わせて変更してください。
送信はシリアル信号、受信はAudio INです。送信音声・第二Audio OUTは使用しません。無線機のRTTYモード・170 Hzシフト・Mark周波数を確認してください。極性反転は受信の反転とは独立です。
メーカー取扱説明書によると、この機種のFSKはACC2の2番ピン(RTTY)へ入力します。USBケーブルだけではFSKキーイングできません。専用COMのDTR/RTSから、無線機に適合するFSKインターフェースを介して接続してください。RS-232信号を端子へ直結しないでください。
無線機側の設定
| 無線機側の項目/接続 | 設定・合わせ方 |
|---|---|
| 運用モード | PSRTTYのRTTY/RTTY-Rは、無線機のFSK/FSK-Rに対応します。SSBのLSB-DATA/USB-DATAではありません。 |
| PTT(送受信切替) | PSRTTYのPTT方式をCATに設定 |
| FSK入力/キーイング | ACC2: 2 RTTY / 4 GND |
| シリアル接続 | この機種はCAT用COMと別のFSK用COMが必要です。接続先とPTT信号の重複を確認してください。 |
| ACC2 PTT | 13 SS / 12 GND |
| 50 FSK SHIFT | 170 Hz |
| 51 FSK KEY-DOWN POLARITY | Off / On |
| 52 FSK TONE FREQUENCY | 2125 Hz |
| Audio IN | 従来の受信音声入力を使用 |
外部接続の役割を「無線機のPTT制御」にした場合、専用のFSK用COM内でFSK=DTR・PTT=RTSなど別信号線を共用できます。CAT用COMとは分け、同じ信号線には割り当てないでください。
キーイング極性の対応
| PSRTTYの極性反転 | DTR OFF | DTR ON |
|---|---|---|
| 反転なし | Mark | Space |
| 反転あり | Space | Mark |
ACC2では極性Offのとき2番ピンをGNDへ短絡するとMark、OnのときSpaceです。インターフェースの反転により、PSRTTYのDTR/RTSのON/OFFとは一致しないことがあります。無線機の極性とPSRTTYの極性反転を確認し、RYテストで合わせてください。
FT8が動いている場合
FT8のUSB-DATAとPSRTTYのLSB-DATAは、同じDATA設定なら音声入力・ゲインが共通です。音声デバイスとゲインをまず維持し、接続後のLSB側を確認。通常USBでFT8を使っていた場合は、DATA側の音源も別途確認してください。
PSRTTYの設定 · AFSK
機種TS-590SG、Hamlib、CAT PTTを選択。USB virtual COMと速度、同じ無線機のAudio IN/OUTを明示指定し、FT8ソフトを終了して接続テストします。接続時モードはLSB-D / LSB-DATAを基準にし、実機表示と入力音源を確認します。
変調しない場合
CATでTXになるが出力が出ない場合:実機のDATAモード → 送信方法に対応するUSB入力音源 → Audio OUT → USB入力レベル/PSRTTY音量を確認します。受信できない場合はAudio INとUSB出力レベル、受信帯域を確認します。
公式資料
メーカーの公式取扱説明書とCAT資料に基づきます。ファーム・地域仕様で項目名や位置が異なる場合があります。