接続
背面のUSB B端子(Type-B)とPCを通信対応ケーブルで接続します。USBでCI-Vと送受信音声を扱い、別の音声インターフェースは不要です。USB A端子はキーボードなどの接続用です。公式USBドライバーを準備し、USB Bから作られるCI-V側のCOM(USB1)を選びます。
無線機の設定 · AFSK
音声設定はSET[F-7]→ ACC[F-2]で確認します。DATA1 MOD~DATA3 MOD、USB MOD LevelとUSB Output Select/USB AF SQL/USB AF Output Levelを使います。CI-V設定はSET → OTHERSです。USB音声入力とSSBのUSBモードは別です。
| 項目 | 設定・確認 |
|---|---|
| Mode | まずLSB-Dで確認します。SSBのDATAモードを使い、無線機のRTTYモードは使いません。 |
| ACC → DATA1 MOD | PSRTTY 1.16の自動DATA切替はD1を選ぶため、DATA1 MOD=USBを確認します。工場出荷値はACC-Aです。D2/D3の入力設定は別なので、FT8で動いていてもDATA番号まで確認してください。 |
| ACC → USB MOD Level | FT8で動いている値をまず維持します。工場出荷値は50%。PSRTTYの送信音量と合わせて調整します。 |
| ACC → USB Output Select | AF:受信音声をPCへ出力します。 |
| ACC → USB AF SQL | OFF (OPEN):無線機のスケルチでPCへの音声が途切れないようにします。 |
| ACC → USB AF Output Level | FT8で動いている値を維持し、PSRTTYの受信レベルを確認します。 |
| OTHERS → CI-V Address | 標準8Eh。本体の実際のCI-VアドレスとPSRTTY側を合わせます。 |
| OTHERS → CI-V USB Port / CI-V USB Baud Rate | CI-V USB Portと通信速度を確認します。Unlink from [REMOTE]ではCI-V USB Baud RateをPSRTTYに合わせます。Linkの場合はREMOTE側のCI-V Baud Rateに合わせます。既に動くFT8設定はまず維持します。 |
FSKキーイング送信 · Ver1.18
設定例:FSK信号DTR、PTTはCI-V/CAT。配線と使用する信号に合わせて変更してください。
送信はシリアル信号、受信はAudio INです。送信音声・第二Audio OUTは使用しません。無線機のRTTYモード・170 Hzシフト・Mark周波数を確認してください。極性反転は受信の反転とは独立です。
USBケーブル1本でパソコンと接続してFSKを使用できます。無線機側の設定は「FSKキーイング出力」の説明をご確認ください。
無線機側の設定
| 無線機側の項目/接続 | 設定・合わせ方 |
|---|---|
| USBキーイング(RTTY) | USB1 DTR / USB2 DTR |
| USBキーイング(CW) | OFF |
| USB SEND | OFF |
| 運用モード | RTTY / RTTY-R |
| RTTYシフト幅 | 170 Hz |
| RTTY Mark周波数 | 2125 Hz |
IC-7851はA/BではなくUSB1/USB2で指定します。USB Keying (RTTY)を実際のFSK用COMに対応するUSB1 DTR/RTSまたはUSB2 DTR/RTSへ合わせます。USB SENDはCI-V PTTならOFF、信号線PTTなら別の信号線へ設定してください。
キーイング極性の対応
| PSRTTYの極性反転 | DTR OFF | DTR ON |
|---|---|---|
| 反転なし | Mark | Space |
| 反転あり | Space | Mark |
表はPSRTTYが出す制御信号の対応です。A/Bの選択や受信デコードの反転とは独立しています。通常は反転なしから確認し、無線機や外部回路の極性に合わせます。
FT8が動いている場合
FT8がUSB-Dで動いていても、DATA1/DATA2/DATA3の番号まで確認してください。同じDATA番号ならUSB-DとLSB-Dは同じ入力を使います。例えばFT8がDATA2でUSB入力でも、PSRTTY 1.16の自動切替後はDATA1なので、DATA1 MOD=USBが必要です。通常のUSBではDATA OFF MODが使われます。FT8で動いているUSB MOD Levelはまず維持します。
PSRTTYの設定 · AFSK
IC-7851を選び、PTTはCI-VによるCATを使います。USBのCI-V用COMと、同じIC-7851のUSB音声機器をAudio IN/OUTに明示指定します。接続時モードはまずLSB-Dにします。同じCOMを使用する他のソフトは閉じます。
変調しない場合
FT8とPSRTTYの音声出力先を比較 → 接続後のLSB-D表示を確認 → DATA1 MODがUSBか確認 → USB MOD LevelとPC/PSRTTYの送信音量を確認、の順で切り分けます。少ない送信音量から、無線機の出力とALCを見ながら調整します。
公式資料
IC-7851の公式資料に基づいています。ファームウェアや表示言語により項目の位置・表記が異なる場合があります。