接続
PCはコントローラー背面のUSB B端子(Type-B)へ通信対応ケーブルで接続します。USBでCI-Vと送受信音声を扱い、別の音声インターフェースは不要です。コントローラーの[RF DECK]とRFデッキの[CONTROLLER]をつなぐ接続とは別です。公式USBドライバーを準備し、「IC-7760 Serial Port A (CI-V)」のCOMを選びます。
無線機の設定 · AFSK
MENU → SET → 外部端子(Connectors)を開きます。送信音声はMOD Input、受信音声はUSB AF/IF Outputです。DATA1 MOD/DATA2 MOD/DATA3 MODは入力元が別々なので、モードのD1/D2/D3まで確認してください。USB音声入力とSSBのUSBモードは別です。
| 項目 | 設定・確認 |
|---|---|
| Mode | まずLSB-Dで確認します。SSBのDATAモードを使い、無線機のRTTYモードは使いません。 |
| MOD Input → DATA1 MOD | DATA1 MOD=USBを確認します。工場出荷値もUSBですが、以前の設定で変わっていないか確認します。DATA2の初期値はLINE-IN、DATA3はACCです。PSRTTY 1.16の自動DATA切替はD1を選びます。 |
| MOD Input → USB MOD Level | FT8で動いている値をまず維持します。工場出荷値は50%。PSRTTYの送信音量と合わせて調整します。 |
| USB AF/IF Output → Output Select | AF:受信音声をPCへ出力します。 |
| USB AF/IF Output → AF SQL | OFF (OPEN):無線機のスケルチでPCへの音声が途切れないようにします。 |
| USB AF/IF Output → AF Output Level | FT8で動いている値を維持し、PSRTTYの受信レベルを確認します。 |
| CI-V → CI-V Address | 標準B2h。本体の実際のCI-VアドレスとPSRTTY側を合わせます。 |
| USB (B) Function | Port Aを使う場合は変更不要です。Port BもCATに使う場合だけCI-Vを選びます。工場出荷値のRTTY/PSK Decodeは本体のデコード出力用で、CAT制御ではありません。 |
FSKキーイング送信 · Ver1.18
設定例:FSK信号DTR、PTTはCI-V/CAT。配線と使用する信号に合わせて変更してください。
送信はシリアル信号、受信はAudio INです。送信音声・第二Audio OUTは使用しません。無線機のRTTYモード・170 Hzシフト・Mark周波数を確認してください。極性反転は受信の反転とは独立です。
USBケーブル1本でパソコンと接続してFSKを使用できます。無線機側の設定は「FSKキーイング出力」の説明をご確認ください。
無線機側の設定
| 無線機側の項目/接続 | 設定・合わせ方 |
|---|---|
| USBキーイング(RTTY) | USB (A) DTR / USB (B) DTR |
| USBキーイング(CW) | OFF |
| USB SEND | OFF |
| 運用モード | RTTY / RTTY-R |
| RTTYシフト幅 | 170 Hz |
| RTTY Mark周波数 | 2125 Hz |
A/B表記がある機種の場合
| 共用するCI-Vの接続先 | USBキーイング(RTTY) |
|---|---|
| A | USB (A) DTR |
| B | USB (B) DTR |
A/BとDTR/RTSは別の区別です。CI-V接続を共用する場合、無線機のUSBキーイング(RTTY)はCI-Vで使用中のA/Bと同じ側へ合わせます。BをCI-Vで使えるかは機種・端子機能設定によります。A/B表記のない初代IC-7300では上表のDTR/RTSのみ指定します。
キーイング極性の対応
| PSRTTYの極性反転 | DTR OFF | DTR ON |
|---|---|---|
| 反転なし | Mark | Space |
| 反転あり | Space | Mark |
表はPSRTTYが出す制御信号の対応です。A/Bの選択や受信デコードの反転とは独立しています。通常は反転なしから確認し、無線機や外部回路の極性に合わせます。
FT8が動いている場合
FT8がUSB-Dで動いていても、DATA1/DATA2/DATA3の番号まで確認してください。同じDATA番号ならUSB-DとLSB-Dは同じ入力を使います。例えばFT8がDATA2でUSB入力でも、PSRTTY 1.16の自動切替後はDATA1なので、DATA1 MOD=USBが必要です。通常のUSBではDATA OFF MODが使われます。FT8で動いているUSB MOD Levelはまず維持します。
PSRTTYの設定 · AFSK
IC-7760を選び、PTTはCI-VによるCATを使います。USBのCI-V用COMと、同じIC-7760のUSB音声機器をAudio IN/OUTに明示指定します。接続時モードはまずLSB-Dにします。同じCOMを使用する他のソフトは閉じます。
変調しない場合
FT8とPSRTTYの音声出力先を比較 → 接続後のLSB-D表示を確認 → DATA1 MODがUSBか確認 → USB MOD LevelとPC/PSRTTYの送信音量を確認、の順で切り分けます。少ない送信音量から、無線機の出力とALCを見ながら調整します。
公式資料
IC-7760の公式資料に基づいています。ファームウェアや表示言語により項目の位置・表記が異なる場合があります。