接続
フィールドヘッドのPC接続用USB Type-C端子を、通信対応ケーブルでPCへ接続します。電池の充電端子と区別してください。八重洲の仮想COMドライバーを準備します。USBでCATと送受信音声を扱えます。
無線機の設定 · AFSK
FUNCを長押し → RADIO SETTING → MODE DATA。USBは端子からの音声入力で、SSBのUSBとは別です。以下はCAT PTTで使う設定例です。
| 項目 | 設定・確認 |
|---|---|
| Mode / MAIN | MAIN側をDATA-Lにします。PSRTTYのLSB-Dに相当し、RTTY-L/RTTY-Uは使いません。 |
| RADIO SETTING → MODE DATA → MOD SOURCE | USB:送信音声をUSB端子から入力します。AUTOは送信方法で入力が変わるため、ここでは明示指定します。 |
| MODE DATA → USB MOD GAIN | FT8で動く値をまず維持。初期値50(0~100)。PSRTTYの送信音量と合わせて調整。 |
| MODE DATA → USB OUT LEVEL | FT8で動く値を維持し、受信レベルを確認。初期値50(0~100)。 |
| MODE DATA → RPTT SELECT | OFF:本ガイドはCATコマンドでPTTを制御し、RTS/DTRによるPTTは使いません。 |
| CAT-1 RATE / Enhanced COM | OPERATION SETTING → GENERAL → CAT-1 RATE。Enhanced COM用。PSRTTYと同じ速度にします(初期値38400bps)。 |
| CAT-1 CAT-3 STOP BIT | 同じGENERAL内のCAT-1 CAT-3 STOP BITは1bitを基本に確認。 |
| MODE DATA → TX BPF SEL | 2085/2295Hzの両トーンが通る帯域を選びます。初期値50-3050Hz。 |
| WIDTH / NAR WIDTH | 両トーンが通る幅にします。NARの初期幅300Hzでは170Hzシフトに余裕が少ないため、まず広く確認します。 |
| MODE DATA → DATA SHIFT(SSB) | 動作中の値を控えて維持。初期値1500Hz。キャリア位置に関係するため、表示周波数と実際の送信周波数も確認。 |
FSKキーイング送信 · Ver1.18
設定例:FSK信号DTR、PTTはCI-V/CAT。配線と使用する信号に合わせて変更してください。
送信はシリアル信号、受信はAudio INです。送信音声・第二Audio OUTは使用しません。無線機のRTTYモード・170 Hzシフト・Mark周波数を確認してください。極性反転は受信の反転とは独立です。
USBケーブル1本でパソコンと接続してFSKを使用できます。無線機側の設定は「FSKキーイング出力」の説明をご確認ください。
無線機側の設定
| 無線機側の項目/接続 | 設定・合わせ方 |
|---|---|
| 運用モード | PSRTTYのRTTY/RTTY-Rは、無線機のRTTY-L/RTTY-U(RTTY-LSB/RTTY-USB)に対応します。AFSK用のDATAモードとは異なります。 |
| PTT(送受信切替) | PSRTTYのPTT方式をCATに設定 |
| CAT | USBケーブル接続のEnhanced COM(CAT用) |
| FSKキーイング出力 | USBケーブル接続のStandard COM(CATとは別) |
| RADIO SETTING → MODE RTTY → RPTT SELECT | RTS |
| RADIO SETTING → MODE RTTY → POLARITY TX | NOR |
| RADIO SETTING → MODE RTTY → SHIFT FREQUENCY | 170 Hz |
| RADIO SETTING → MODE RTTY → MARK FREQUENCY | 2125 Hz |
| Audio IN | 従来の受信音声入力を使用 |
FSKとPTTには別の信号を割り当てます。表のPC KEYING/RPTT SELECTはPTT側、PSRTTYで選んだDTR/RTSはFSK側です。DTRでFSKならPTT側はRTS、RTSでFSKならPTT側はDTRにします。CATでPTTする場合もFSKと同じ信号をPTTへ割り当てないでください。COM番号の大小でEnhanced/Standardを判断しません。
キーイング極性の対応
| PSRTTYの極性反転 | DTR OFF | DTR ON |
|---|---|---|
| 反転なし | Mark | Space |
| 反転あり | Space | Mark |
この表はPSRTTYが出す制御信号の論理です。無線機のPOLARITY TX/送信極性と、インターフェースの反転に合わせ、RYテストでMark/Spaceを確認してください。受信デコードの反転とは別の設定です。
FT8が動いている場合
FT8の音声デバイスとゲインを引き継ぎ、接続後のMAIN表示がDATA-Lか確認します。PRESETが青色なら専用設定が有効です。解除すると元の設定へ戻るので、解除後のMODE DATAとCAT速度を改めて確認します。
PSRTTYの設定 · AFSK
機種FTX-1、Hamlib、CAT PTTを選択。Enhanced COM(CAT-1)と速度、同じ無線機のAudio IN/OUTを明示指定します。FT8ソフトを終了して接続テスト。接続時LSB-D自動切替後、実機のDATA-Lを確認します。
変調しない場合
CAT接続と音声経路を別々に確認:DATA-L → MODE DATAのMOD SOURCE=USB → Audio OUT → USB MOD GAIN/送信音量。受信できない場合はAudio INとUSB OUT LEVELを確認します。
公式資料
- FTX-1 取扱説明書(基本編)
- FTX-1 取扱説明書(詳細編)
- FTX-1 Operation Manual — DATA / PRESET
- FTX-1 Advanced Manual — MODE DATA / CAT
- FTX-1 CAT Operation Reference Manual
公式の基本編・詳細編・CAT資料に基づきます。地域仕様やファームにより表記が異なる場合があります。